Japan-Africa Triangle Education Program2020年度大学の世界展開力強化事業(タイプA)

アフリカセミナー(3月17日)を開催しました。

2021年3月17日 アフリカセミナー

アフリカで学ぼう!

本セミナーは、令和2年度より開始したアフリカ6大学との新しい教育プログラムの紹介と、本学のアフリカで研究活動を行っている本学の3名の教員の活動紹介を行いました。セミナーには、学内外から約120名のみなさまにご参加いただきました。

セミナーの開会では、渡邉 聡 理事・副学長(グローバル戦略担当)が、学生のみなさんには、アフリカとの新しい教育プログラムに参加し、是非グローバルな学びを広げていって欲しいと述べました。次に、金子 慎治 副学長(グローバル化推進担当)が、「南北アフリカとの互恵的パートナーシップ構築のためのトライアングル海外学習プログラム」の概要として、エジプトとサブサハラ地域、日本のトライアングルでの学びや、身につけるグローバルコンピテンシーについて説明しました。


その後、トライアングル教育プログラムが重点的に取り組む3つの分野(教育、保健医療、食料安全保障)の各分野の教員が、アフリカでの教育研究の取組について講演を行いました。保健医療分野については、世界の卓越した女性の看護師・助産師のリーダー100人に日本から唯一選ばれた、医系科学研究科 新福 洋子 教授が、タンザニアでの女性の出産環境改善への取り組みを紹介しました。食料安全保障では、統合生命科学研究科 島本 整 教授が、食品の安全性の確保のためのウィルスの抑制に関する研究を紹介しました。教育分野では、人間社会科学研究科 馬場 卓也 教授が、本学が長年取り組んできたザンビア教育プログラムの取組と、アフリカでの理数科教育開発についての研究を紹介しました。オンラインの参加者からは、様々な質問が寄せられ、充実した質疑応答が行われました。

閉会では、金子 慎治 副学長(グローバル化推進担当)から、本プログラムを通して、平和で持続可能な未来社会の実現に貢献する人材を育成していきたいとの挨拶がありました。

新福洋子 医系科学研究科・教授

タンザニアで行った教育連携の意義と今後の展望

島本整 統合生命科学研究科・教授

植物素材の抗ウイルス作用とノロウイルス制御による食中毒予防

馬場卓也 人間社会科学研究科・教授

アフリカにおける教育分野での広島大学の取組