目的
本プログラムは、広島大学のアフリカでの教育研究の実績を基盤として、北アフリカ地域のエジプト5大学(カイロ大学、アインシャムス大学、アスワン大学、ベニスエフ大学、エジプト日本科学技術大学(E-JUST))、サブサハラ地域のザンビア大学とマラウイ大学の計7大学との共同で、トライアングル海外学習プログラムを構築します。そして、日本とアフリカを繋ぐだけでなく、多様なアフリカ地域間の架け橋となり、多国間の国際的協調においてリーダーシップを発揮し、質の高い経済発展を主導する人材を日本とアフリカの双方に育成します。
本プログラムが焦点を当てる、教育、保健医療、食料安全保障の3分野は、アフリカの人材育成ニーズが高く、質の高い成長の基盤的分野です。また、日本の科学技術が多くのノウハウをもち、日本のアフリカビジネスにおける重要分野でもあります。質の高い成長を目指すアフリカと日本の連携強化は、両地域の成長に大きなメリットを生むことが期待されます。
特徴
- アフリカを質の高い経済成長へ導く戦略3分野として、アフリカのニーズと本学のシーズ及び強みが交差する、教育、保健医療、食料安全保障の専門家の育成に取り組みます。
- 単一国のみでの学習では得られない学習機会を学生に提供し、日本とアフリカ地域に加えて、アフリカ地域同士をつなぐ架け橋人材に必要な、複数他者との協働コンピテンシーを高めることをめざします。
- オンラインによる留学前のProject Based Learning(PBL)、平和学習と日本語教育、留学後の事後研修を組み合わせ、オンラインと対面学習の双方のメリットを活かすことで、留学の効果を大きく高めることを可能にします。
- 海外展開する企業や機関と協力し、現地フィールドや技術開発など、産官学の多様な学びの機会を提供します。
- BEVI(Beliefs, Events, and Values Inventory)の学習効果測定の分析結果を、他大学と共有する改善プロセスに取り組み、プログラムの改善と改良に持続的に取り組みます。
- 学部生を対象とした短期のプログラムから学位プログラムまでの一貫した教育プログラムを提供し、意欲ある学生がステップアップできる教育を提供します。